- 日時:平成30年7月19日(木曜日) 午後1時~4時
- 場所:桜山(川澄)キャンパス さくら講堂
- 受講者数:500名
7月19日に、桜山キャンパス内で開設記念シンポジウムを開催しました。JR東海の柘植会長の基調講演ののち、企業・行政・大学の関係者が登壇してパネルディスカッションを行ない、東海地区の都市問題について議論を深めました。
基調講演テーマ「リニアを契機とした地域の変革〜その期待と課題〜」
柘植会長は講演のなかで、「リニア中央新幹線の開通により、東京・名古屋・大阪の移動時間が大幅に短縮されます。新たな日本の大動脈ができ、世界でも類を見ない活発な経済圏域となります」との見通しを示しました。また、「名古屋は新たな経済圏域の中央に位置し、立地としても恵まれた環境にあります」と指摘しました。
名古屋の街のこれからについては、「将来にわたり市民にとって住みやすく、災害に強い街をどのように作っていくかが課題となるでしょう」と述べ、生活面で街の魅力を向上させる必要性を説きました。
講演者:東海旅客鉄道株式会社 代表取締役会長 柘植 康英
パネルディスカッション
パネリスト
- 小川 正樹 一般社団法人中部経済連合会 専務理事
- 水内 俊雄 大阪市立大学都市研究プラザ 教授
- 山本 正雄 名古屋市 総務局長
- 山本 明代 名古屋市立大学大学院人間文化研究科 教授
- 中山 徳良 名古屋市立大学大学院経済学研究科 教授
コーディネーター
- 伊藤 恭彦 名古屋市立大学 副学長
後半のパネルディスカッションでは、企業・行政・大学の関係者5名がパネリストとして登壇しました。各パネリストからは、地元経済の活性化、都市内格差への対応、多文化共生の推進などに関する報告がありました。こうした多様な都市問題の動向に対し、都市政策研究センターとして、今度にどのような役割を果たすべきかについても議論を深めました。
参加者の声
- 「シンポジウムは大盛況となり、当日は会場の熱気に圧倒されました。柘植会長のお話はとても興味深く、参考になりました」
(30代女性) - 「名古屋市立大学の都市政策に対する強い思いを感じました。内容も名古屋市の強み弱み、今後の課題が浮き彫りになり、心に刻まれるものだったと感じています」(50代男性)